精密加工技術

深絞り成形

深絞り成形の様子/製品
この技術の「ここがすごい!」
  • シミズなら590MPaの高張力鋼板でも割れることなく成形できる!
  • ステンレス材だけでなくアルミも絞れる!
  • 大量生産に対応できる!
この技術を用いて作られる製品
角形ケース(電池ケース)、円筒形ケース、プレスプーリ、プレスインペラー、パイプ・ベンチレーション

一枚の金属板から継ぎ目無くさまざまな形状を作り出す「深絞り成形」。当社ではパイプ形状や丸形・角形ケースといった多様な製品を深絞り成形によって生産しています。
私たちは、これまで積み重ねてきた金型加工技術のノウハウや、サーボプレス機を代表とする各種最新設備を用いて、難加工材でもプレスで加工することができます。鉄鋼板やステンレス鋼材はもちろん、近年自動車分野で採用が進んでいる高張力鋼板でも、深絞り成形が可能です。

深絞り成形のしくみ

深絞り成形のしくみ

板鍛造技術

板鍛造の様子/製品
この技術の「ここがすごい!」
  • 複雑な形状の部品をスピーディに生産可能!
  • 薄い板材でも一部分のみ増肉して強度を上げられる!
  • シミズでは大径かつ厚板の板鍛造が可能!
この技術を用いて作られる製品
ボンデッドピストンシール、スリンガー

「板鍛造」とは、薄い金属の板材に対して、同時に局部的な増肉や絞り加工を行う工法を言い、何度かのプレス加工を経て小さな形状変化を繰り返すことで、複雑な形状を作り出します。当社では、サーボプレス機10台を連結したタンデムラインにより、大径かつ厚板の製品加工を可能としました。
また、この工法は素材となる金属の種類を問わないのも特徴のひとつです。硬質で割れやすい金属でも精密な成形ができ、さまざまな用途の部品が製造できます。

板鍛造の工程

板鍛造の仕組み